紫微斗数による命宮の鑑定結果
命宮に天府星の入る人は、人当たりの良い温和な性格でしょう。 知性は高く、他人に寛容で、様々な問題にもバランス良く対応できる人です。
仕事においても要領よく業務をこなしていける人でしょう。 トラブル発生時にもあわてずに対処できる高い実務能力を持っています。 周囲からは、しっかりしている・安心して見ていられるといった評価を得ているかもしれません。
どちらかといえば、自分自身が細かな仕事を抱えて頑張るよりも、 人に動いてもらって必要以上に口出しせずにゆったりと構えているほうが、 物事がうまく進む場合が多いようです。
また、場合によりけりですが、一人で頑張る専門的な職業よりも、 周りの協力を得ながら進められる企業の総合職・事務職、公務員などのほうが向いている傾向があります。
女性の場合には、専業主婦だけではなく仕事と家庭を両立することを検討してみるのも良いでしょう。
もちろん、天府星の持つバランス感覚の良さは家庭においても真価を発揮するので、主婦に専念するのも悪くありません。 亭主を立てつつも実際の主導権は自身が握って家庭を操縦する「しっかりものの奥さん」になれれば、 家庭環境がうまく収まりやすいでしょう。
注意すべき点を挙げるなら、他人に寛容で細かいことを気にしない分だけ、 その悪い面が出ると、大雑把・いい加減になってしまうことがあるかもしれません。
その結果として、細やかな気配りがおろそかになってしまったり、仕事が雑になってしまうことがあるので、 時には気を引き締めて自分自身を点検してみることも必要でしょう。
紫微星が北斗の主星であるのに対して、天府星は南斗の主星です。 天府星は基本的に吉の星であり、日々の生活の中に自分の役割と幸せを見出すことができれば、 おおむね幸せな人生でしょう。
上記は、命宮に入っている星から読み解いた 基本的な人格・性質 の解説です。
命宮に入る星は、その人の先天的・基本的な人格・性質を表します。 特に生まれてから中年くらいまでの前半生においては、大きな影響を持ちます。 そして、前半生に形成された人格は、当然ながら人生の後半においても大きな影響を持つので、 その意味では人生の後半生においても命宮の星の与える影響は小さくありません。
それぞれの宮から鑑定できる内容は以下の通り。
※上記の占い結果は、古来から伝わる紫微斗数の解釈に基づいて性格の傾向を解説したものです。 あくまでも“紫微斗数ではそういう傾向があるとされている”ということであり、 性格診断テストのような科学的根拠があるわけではありません。
どの星が入っているから良い、あるいは、悪いという解釈のしかたは正しくありません。 どの星であれ、それを長所として伸ばせば良い星となりますし、短所として増長させてしまえば悪い星となるでしょう。
この占いを利用することで運勢が良くなったり、思いがけない幸せが訪れたりするというものではありませんが、 この占いを楽しんで、普段の生活のご参考にしていただければ幸いです。